長期間続いている日韓の葛藤が解決されない中、今年で7年目、「民間外交の増大」を主張しながら韓国国内に滞在する日本企業駐在員を対象に最高位課程(AEP)を運営している延世大学「Gateway to Korea(以下「GTK」)」に関心が寄せられている。
GTKは韓国に進出した日本企業の日本人経営者を対象に、韓国の政治、経済、社会、文化をはじめとする多方面の教育を行うだけでなく、韓国各界のオピニオンリーダーとのネットワーク形成を支援する、韓国初で唯一のプログラム。
2016年度に本課程を企画し、これまで総責任者として運営しているコン·ソンジュ博士(権聖主・東京大学国際政治学)は「日韓関係改善のための民間外交拡大を目指して走ってきたのがいつの間にここまで来た」とし、「『実はよく知らなかったお互い』である韓国と日本が民間のレベルで虚心坦懐に話し合い、相手に対してありのまま理解するようになれば歪曲と不信の悪循環は終わると信じている。長い呼吸で続けていきたい」とGTKにかける思いを述べた。
本課程を修了した日本企業の駐在員たちは、各期数別同期会はもちろん、GTK総同門会を結成し、韓国に駐在する間、韓国の様々な面を共に楽しみ韓国の友達を作る。それだけでなく、日本に帰ってからもGTKが主催するオンラインセミナーに参加して持続的に韓国を勉強する一方、出張などで再び韓国を訪問する時には必ずGTKを通じて知り合った同期たちや韓国人友人に会うという。
毎年参加生からのフィードバックを受けてタイムリーで関心度高いカリキュラムを構成しているGTKは、今年の第7期にはBTS専門家として知られる音楽評論家のキム·ヨンデ博士、ベストセラー『90年生まれが来る』の著者イム·ホンテク作家などの講義を追加。また、日本人が理解しがたい韓国の軍文化を通じて見る韓国社会など、日本人駐在員が気になる韓国の面々を幅広く紹介する。 (GTK関連お問い合わせ : [email protected] / http://gatewaytokorea.net/jp/index.php)
GTKを修了した日本駐在員たちは「日韓関係が難しいほど私たちのような人々が両国の架け橋役をしなければならない」と話す。厳しい日韓関係が続く中、GTKを通じた日韓間民間外交の「架け橋」が作られるか期待が寄せられる。
(取材記者 : ナ・インア、[email protected])
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